おまけ
おとなの醍醐味・わたしの場合はどんどんひとりになれること。今わたしかなりひとり。しごとはひとりで乗りこんでいくしごとでほとんどの場合だれかとチーム組まなくてよい。とてもらく。友だちすくないしすくない友だちに会うことも年に数回とか、それでもだれにかわいそがられることもない。とてもらく。だって若い若いときはそうはいかないじゃない、ようちえんのおさんぽは2列にならんで手をつないでだったし学校じゃ授業でしょっちゅうペア組まされる、組む子みつからなくてまごまごしてるあいだにあぶれてるとほんとうにみじめだし。めだって友だちとあそぶようすがないとせんせや大人に心配されて、集団せいかつがすべてみたいなかんじなのね子どものせいかつ。必須科目:友だちみたいな。友だちひゃくにんできるかな。みたいな。わたしはうまくなくて生きづらかった、ひとりでいることが醜悪におもえた、けどわたしはひとりじゃない!キラーン なんてまったくおもえなかった、ひとりだろわたしは? どうすんだ? ――ずっと苛まれるんだとおもってた。おとなになったらもっと人間かんけいはふくざつになり関わらなくてはならない人の数はふくらみつづけ、うまくやれないわたしは死ぬしかないのだ――そうおもってた。たましいにひとりがしみついたわたしのような人間がそのまま人間やってく途があるなんてちっとも知らなかった。できることなら当時の教室にヌッて入ってってわいわいがやがやの中でぜつぼうしてうつぶした若い若いわたしの肩にスッと手おいてなんかあの、そのままでも大丈夫っすよまじで。って言ったげたいけどもちろんむりなんでただただ思いつめすぎて死なないでくれてほんとありがとっておもってる、きみがくれた人生だぜ。
はかどるポテチ
わたしの頭はわるくなるいっぽうで人につうじる文章をかこうとしたらこんなブログの一記事にも数時間かかってしまうしまつでこの指先からことばがつらつら出てきてキーボードたたく指がもつれてしまう感覚はもうずっと味わっていなくてそれがつらくてつらくて指キーボードからはなれがち。でもわたし人につうじる文章じゃなくても今日はどこへ行きましたあれをしましたこれを食べましただけでもむりやりにでも打たないとだめになるみたい一日いちにちぼけていくみたいだから打ちますあれをしましたこれを食べました。
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- 作者: 田中絹代
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ここ2週間ほど休みの日がなかなか多くてかつ遠出をするような気力もたりていなかったのでツタヤに行ってDVD五本千円を借りたりしている。そこが家であってもひとりであっても一時間以上ある映像作品を観るのわたしにはとっても疲れることで、その疲れぐあいっていうのは内容もあるけど内容濃くなくても映像にかかわっている人の多さや労力やエモさに当てられてしまうというか、ぐったりしてしまう、もちろんそれがよくて必要なんだけど、喰らってぐったりしたらいんだけど、つい逃げちゃう、iphoneいじっちゃうし一時停止すぐ押して寝はじめちゃう、おうちDVDはそれできちゃうからつい。だからもうDVD観るしかないって状況にじぶんを追いこまないと鑑賞まともにできない。カーテンしめて暗くした部屋のテレビ前にポテチとチョコと茶設置して正座、でDVD再生。これでなんとか一本集中して観れる。スナック菓子でテレビの前に自分を縛りつけておくイメージ。苦行みたい。
ぜんぶ高峰秀子なのは高峰秀子ブームがきているのすごいの、っても映画観たのは上の三本がはじめてで高峰秀子知ったのは随筆のほうで、ハワイ行くときに買ったこちらの本。
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スプラウト
週に4〜6日、ひとりで動けるたぐいの仕事をして暮らしている。今のペースに落ちついたのはここ1年くらい。最初は居酒屋のアルバイトとがっつりかけもちなんかをしていたのだけど、どうにもノロマなわたしには飲食業がいよいよしんどくなってやめた。高校・大学時代からほぼ途切れることなく飲食のバイトばかり続けてきたわりに、向いていない向いていないとは感じつづけていた。それでもそういうバイトばかりを選んでいたのはお酒や食べ物のある場が大好きでそこに身を置きたかったからなのだけど、もういい、プツン、とやめたあとの開放感といったらすごくてああ、ほんとうに向いていなかったんだな。と思った。居酒屋やバーにはもう飲みにいくだけでいいや。
それで今はひとりで気ままに仕事をして自分を食べさせるくらい、よりもう少しだけのよゆうが作れて、いうことないなあ。という気分でおおむね暮らしている。
今年は結婚して引っ越して部屋も広くなった。休日の今日はファンヒーターをたいたあたたかいダイニングでアップルティーを飲む休憩をふんだんにはさみながら夫の親類から送られた箱いっぱいの野菜を丸1日かけてのんびりと調理する。テーブルには数本のお花。わたしはティーポットに2回目のお湯を注ぎ入れながら生活はどんどん良くなるのだと思う。これからは豊かになる一方だ。
わたしの生活がいままでで一番みじめだったのは狭いアパートの部屋で家族3人いがみ合いながら暮らしていたときで、わたしはまだ子どもではたらくこともできなかった。自分の意思で暮らしを良くしていく力がなかった。今はまるでちがう。結婚してともに暮らす人は好きな人で、わたしも彼もそれなりに懸命にはたらいているのだから、すべては良くなっていくに決まっている。傲慢にもわたしは言う、豊かになっていかなければおかしいね。
ヒャッハー?
つい最近までわたしの身体はわたしのものでなかった。
性的に誰かに所有されていたとかいう意味ではなく。
わたしはただただわたしの身体とわたしとを、結びつけて考えることができなかったのだ。
風邪をひく、調子をくずす。
ああ不摂生がたたったんだ。または、疲れがたまっていたんだなあ。
そう考えるのが普通だとおもうのだけれど、その発想がなかった。
身体を何か別個の意思をもった機関としてとらえているところがあり、
「身体がまた空気読めないタイミングで風邪ひいてる! かんべんしてよ!」
などと思っていた。
……ここまで書いたところで何言ってるんだこいつ馬鹿なのか……と自分で思えてきた。
でもここ最近ずっと考えてきたことなのでまとまるまで書いてみる……。
身体という機関はわたしの預かりしらぬところで勝手に動いているものだと思っていたのだ。
疲れやら重い食べ物飲み物を放り込んでも身体が勝手に何とかしてくれるでしょ。みたいな。
丸投げだ。
RPGのシステムみたいにでも考えていたのかもしれない。
ダメージが蓄積してへろへろになってきても宿屋に一泊すればヒットポイント満タンヒャッハー!
元通りだぜ!! という。
ゲーム脳。ろくでもない。
眠れば満タン元通り、そんな都合のいいこと現実の人間に起こるはずなかった。
寝て起きたらヒットポイントのマックス値自体が目減りしていたりするのが本当のところだ。
ちょう寝たのに身体痛い――
そりゃそうだ身体痛いまま寝ただけなんだから。
でもそこに至ってもわたしはまだ、おいおい頼むよ身体さん〜。て外注気分でいた。
馬鹿なのだ。
ダメージだけ放り放題ぶち込んであとはよろしく〜っつって何のケアもしないで自分は寝るだけで
ていのいい奴隷みたいにあつかってきたわたしの身体さん、が
円滑に機能しつづけてくれるわけもなく。
あちこちがグダグダに痛くてずっと疲れている状態のときが増えてきて近頃、ようやくわかった。
メンテナンスが必要です!
傷つくってもある程度勝手に治してくれるし、
寝てても息してくれるし血液は循環してるし、
身体はよくわからないすごい機能を備えすぎているから全くそんな気がしなかったけれど
どうやら身体はわたしのものなので、わたしが何とかしなくてはならないみたいだ。
28歳で気づきました。
20歳くらいのころ知った顔の大人に
「あなたはもとの健康さにかまけて何もしないで、30歳くらいでメンテナンスが追いつかなくなって急に衰えるタイプ」
と言われたことがあったけれど、そのときも
「メンテナンス??? は????」
という感じでピンときていなかったので、
身体は自分で働きかけて管理するべき自分のもの、という意識がなかったのだと思う。
謎の他人ごと感。
外注じゃだめなのだ。
ようすをうかがって手入れをして、自分のものにしていかないとだめ。
えっと具体的にはあったかい服買って着てお部屋は加湿器でしめらせて、
身体いたいときはストレッチやときどきマッサージもしてもらってごきげん取ってます。
えへへ。
自分の身体のごきげん取りは始めてみたら楽しい。
大切なことは大切にしたい。他ならぬ自分のことまで、他人ごとにしないで。
こんにちはアラジン
寒さに弱いです。
寒さにこごえているのがほんとうに苦手。
暑いよりは寒いほうがいい、寒くなればなるほど身体の具合がいいなんていう人もいるけれど、
わたしは暑い夏のほうが楽しく、強気でいられるたちで、
秋の気配がしはじめる時点でその強気がしぼみはじめ、
いよいよ気温が一桁にもなるとどこかに消えうせてしまうようなのです。
活動期は春と夏で、秋から冬はちぢこまった亀のようになるのが毎年でした。
しごとには行くけれど、そうでないときはからだの上にひざかけや毛布を重ねてひとところを動かず、
それでもなおこごえて小刻みに掛けものの重しを揺らしているのでした。
そんな生活を送っていると背中は丸まり凝り固まって、気までも滅入ってしまうので、
これではいけない、冬もほかの季節とおなじくらい動き回れるようにならなくては。
と裏起毛のスウェットやら、重ねばきの靴下やら、おやすみ手袋やらの防寒小物を集めはじめて数年になります。
足の冷えがとりわけひどいので、とにかくあたたかい靴をと試してみたこのブーツが昨年のヒット。
BEARPAWのリアルムートンブーツ。これは本当にあたたかいです。
フェイクムートンは何足も履きつぶしてきたけれど比じゃないです。
なにがなんでもBEARPAWがいいというこだわりがあるわけではなく、
このブーツでリアルムートンをはじめて体験して感動したというだけなので、
ゆうめいなuggでもemuでももちろんすばらしくあたたかいと思います。
これをはいているとほかは手うすになってもへいきなくらいなので、
冷えは足元から。というのはほんとうなのだなあと実感した次第です。
まえの冬にはきすぎてぼろぼろになったかかとを夏のうちに修理してもらいました。
今年は10月から出動させています。
そして今年のヒットがこれです。
アラジン 石油ファンヒーター ホワイト AKF-DL488N-W
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毎冬エアコンをつけても部屋が寒く、電気ヒーターで補助しても一点集中型のあたたまりかただわ、乾燥するわ、
なのでどうしてだろう、建物の気密性の問題なのかな…と考えたのですが、
祖父母の家なんかはすきま風のある木造家屋なのに居間だけは顔が赤くなるほどいつもあたたかかったことを思いだしまして、
ああそうだ、あの居間には石油ファンヒーターがあったんだ。
わたしが買うべきは石油ファンヒーターだ!
というわけでネットで検索していちばん格好良かったアラジンのこのモデルを発注しました。
10月あたまに。(寒がりの冬は10月からはじまっています。)
大正解でした。
このモデルはルーバーがついていて、温風がまわりづらい足元をまっさきに、それも執拗にあたためてくれるのです。
燃えはじめるのに2、3分かかるものの、はじまってしまえばあたたまりが早い!
エアコンやヒーターとはあたたかさの質がまるで違うように感じます、なんというか、
あたりまえのことを言いますけれど、油が燃えているあたたかさなんですよね。
リビングに石油ファンヒーターがあると思えば朝ふとんから出るのもこわくないし、
寒い寒い外に出かけているときでさえ「家に帰れば石油ファンヒーターが……」と思えるので、
石油ファンヒーターのたのもしさは半端じゃないです。
たのもしさ。
それなんだなあと思うのです。
それを買っているなあと。
むかしは生活を豊かにしていくことになんか興味がなかったです。
シャワーが浴びられてレンジを置けて布団が敷ければそれでよかったです。
生活感のないひとと言われることがうれしかった。
なくてもなんとかなる生活品に余分なお金をかける意味がわからなかったし。
お金をつかうなら、人の目にふれる部分。洋服につかっていましたね。
ペラペラであたたかくなくて、見栄えのするやつ。
でも、
部屋は快適な温度に保たれて、冬でも手足をまっすぐに伸ばしていられる。
そういう自分でいるためにお金をつかうこと、おぼえはじめたみたいです。
もう大人だから。
わるくないです。
とてもいいです。
傘をさすとどれだけの雨が降っているのかわかる
傘をひらいてみたらボツボツボツボツかなり派手に音がして、ああこれまでこれくらいの雨にうたれていたのかなんて気付いたりするもので、まあそんな感じで何かにさらされてる最中には自分でもそのひどさに気付けなかったりするものなのかもです。雨粒に鳴る傘に守られてみないとどれくらい自分がずぶぬれにぬれて見えるのか自覚も持てないように、何かの攻撃や理不尽のさなかにある人はよくわかってなくてへらへらしていたりしますですね。だからあれ酷かった、辛かったなってわかるのはだいたい嵐が去ったあと安全な場所で当時を振り返るときで、そこにきてようやく自分がさらされてきた環境に怒れたり呪えたり。だから苦境にある人が自ら声をあげたりとか、逃げることですらむずかしいかもしれないです。何が自分に降りかかっているのかわかってなかったりするのかもです。理不尽にひどい目にあっているようにみえる人がいたら反撃を促すのはあとまわしにしてまずは傘に入ってもらうこと? てことなのかなー。
読書おぼえがき
引っ越し作業のおかげで持っていることも忘れていた未読本がけっこうあることに気づいたものだから新しい部屋では棚のなるべく目につくところにそれらを並べることにした。これから新しく読める本がこれだけ(10冊くらい)あるなんてなかなかいいもんです…フフフ。と思いつつ結局、せっかく奥にしまった何度も読んだことある思い入れ深い本に手が伸びちゃったりして、休み1日つかって読み直してしまったのがこの部屋での読書第1号。
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『テロパラ』しっかり奥にしまいこんで今度こそ読みはじめた未読本はハック・フィン。
- 作者: マークトウェイン,Mark Twain,西田実
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ハックルベリー・フィンの冒険 下 (岩波文庫 赤 311-6)
- 作者: マークトウェイン,Mark Twain,西田実
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平行してアザゼルさんよんでる。
よんでますよ、アザゼルさん。(1) (イブニングコミックス)
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