想いが

そんな声を出さないで。想いが消えていくのを目の当たりにするのはこわい。こわい。こわい。

不安がうまれるともうふたりの先を見るのもこわくなって、こっちからさようならを言ってしまいたい衝動にかられたり、して。わたしは弱いなあ。こんなに弱いんだなあ。恋をしていると痛感する。失うことを、嫌われることを怖がりすぎるわたし。わたしには、恋はいつもつらい。それでも、今の彼のことはとても好きだから、好きなのは変わらないんだから、さようならって言って逃げ出したい衝動をおさえて、弱いけど怖いけど、できる限りいっしょにい続けたいと、思う。

きっとまだ、大丈夫。