2011-01-01から1年間の記事一覧

2011/01

今年のはじまりはちんまりとしたあの町でむかえて神社の一角で燃えるほのおを見つめながらとなりにいる人とこれから住むであろうどこか知らない町についておもいをはせた。買ってもらったばかりの手袋はまだつやつやのグレイをしていて毛糸の一本一本は焚き…

こんぺいとう

わたしが食べてきたものはわたしを存分に生かしてくれている。わたしがえらんだ食物。ひとつひとつえらんできたのです。あらゆるときに目の前にさらされるふたつの器から。わたしは甘美なほうの器をいつも手に取った。それぞれの器のうしろにはそれぞれの道…

とんでもなくいやらしいことがしたいなあ

氷だけになったアイス・チャイのストローを舌で揺らしながら 夜がくるのをまっている 家にかえったらしとしとと雨がふりだして わたしたちを布団のある部屋にとじこめてしまうといいなあ

きみの過去になったげない

過去にほんとうに好きだったおとこたちは一様にそれなりに美化されてわたしの中に立て掛けてあります。写真のように。月日って額縁が飾ってる。彼等の中でわたしもそうだろう、そうであることでしょう。 なんかいいよなあ。過去って楽だな。おぼえていれば忘…

ただ いましばらく

歩いて歩いて町はただいまの町になっていく。 6月に越してきた町はまだすこし緊張を要する場所でそれはここがとても素敵な町であることや、道のそこここに猫がくつろいでいることとも別の話で、もうしばらくは仕方のないことなのだと思う。 軽く飲むならあそ…

ハニーデュウ

おなかがきし、きしと唄うのを呆けていたのできき逃してしまった。 この部屋というお城には毎夜楽しい夜があるのでわたしはそれを消費する。ころころ喋ってぱたぱた笑う。かれと。音楽をかけてお酒をのむ。だって毎日がお祭りだから。 気づくのはいつも口か…

じいちゃん

じいちゃんが死んじゃった。わたしの誕生日に死んじゃった。電話で知らせてくれた叔母の第一声は「誕生日だよね。おめでとう」で、それはどこかうつろな声だった。次いでかけてきた母も「ごめんね。誕生日なのに」といったけれど、わたしの誕生日なんてこれ…

続ぼけ

寝ぼけまなこで散歩するです。桜、咲きはじめのまち わたしは猫が好きです。 廃墟です。 川越にいこうというおもいがわたしを貫いて、ひとり東上線に乗りこんだです。 平日の昼さがりだけれど急行電車はなかなか混んでいました。 埼玉に入りドアごしの外に畑…

寝呆けた相棒

板橋/江古田からその眼はいつもほどよくものを視る。うらやましいのです。

(2011.03.16)

ロフトに転がってパソコンから垂れ流しのTokyo FMでやまだひさしのあつくるしい声きいてる。ラジアンリミテッドのやまだひさしなつかしすぎる。 ここ数日は地震のあれこれで超エモくて(周辺世界もわたしも)、普段のことがどうしたって手につかない。今のこ…

ある日のこと(2010.12.13)

雨の月曜日です。つめたい雨。きょうはとっても冷える。 かえでさんがうちに帰ってくる日々。おかえりなさいってわたしは普通にいう。不思議な感じだ。「おかえりなさい」なんてずうずうしくてとてもいえなくて「こんばんは」ってこわばってたの、つい最近な…

よーすい

お風呂につかりながらする空想はいつもとてもたちが悪くてたぶんお湯があたたかくて気持ちいいためだとおもう。ちいさい湯舟は熱をかんたんに逃がしてすぐわたし好みの温度になってお湯は体育座りのからだをどこまでも甘やかしてくれる。視界にあるのはクリ…

2010

<1月> 福袋でしっぱい 伊豆へ行って漁火をみた 「今年はがむしゃらに生きよ」って思った ハムソーセージのうたばかり歌っていた (まだマーサを頭からしめだすのでいっぱいいっぱい) <2月> 「500日のサマー」観てうああと思う 「町山智浩の映画特電」に…