ケイ

ケイはわたしと付き合っている男の子。
ほんとうはもっと卑屈に“わたしと付き合ってくれている男の子”と書いてしまいたいのだけど、ケイにしたらそんなつもりはないだろうので、のぞんでわたしと付き合っている…ので…たぶん。やめておく。

ケイは最高の男の子だ。わたしの好みのうえでは、すくなくとも。
純粋で、性格はこれでもかというくらい良いし、アタマは回るし、嘘はつけないし、付き合う女には徹底的に優しい。
そのうえ美少年。(!)

わたしにはその最高の男の子に好かれている、あいされているということだけしか、今のところ自慢できることがないから、最後の命綱みたいに、彼をおもってる。手放したくないと、おもってる。愛じゃないよなあ。

好きなんだけどね。ほんとうに、好きなんだけどね。あーあ。