えすけいぷ

冬の電車はあたたかくて、うとうとしながらどこまでも行ってしまいたくなる。予定なんか投げ出して。だってこの電車の終点でなら、あたらしくて楽しいことが待っているかもしれない。今日とはまるで違った明日に出会えるかもしれない。心地よい振動に身をゆだねながら、そんなことを考えてしまう。

でも結局、どこに行っても同じなんだよね。あたしがこんなんだもん。