ある日のこと(2010.12.13)

 雨の月曜日です。つめたい雨。きょうはとっても冷える。
 かえでさんがうちに帰ってくる日々。おかえりなさいってわたしは普通にいう。不思議な感じだ。「おかえりなさい」なんてずうずうしくてとてもいえなくて「こんばんは」ってこわばってたの、つい最近なのに。かえでさんも普通にただいまっていう。
 なんだかいろんなことを思いだす。いろんなことがあったからだけど。
 マーサのことを思いだす。マーサは結婚した。1年前何してたかなってかんがえるとわたしはマーサのことを好きだったとおもう。付きあいはじめた彼女のことをのろけられるとフザケンナ死ねっておもう程度には好きだった。そんでそれから1年経たないうちにマーサはその彼女と結婚したわけだけど、月日のちからってスゴくて、今のわたしにはどーでもいい。よかったねって少しおもうくらい。あでもこれは月日のちからじゃないのだった。かえでさんと関係をもったあの日のかくめーから、それ以外の事象は全部わたしの頭の遠く遠くへふっ飛んでいってしまったのでした。ということなの。あの日を境にわたしの恋愛する目はかえでさんしか映さなくなっちゃった。こんなことってあるのだ。でもマーサのことほんとに好きだったことはおぼえてる。今はその気持ちはもってないけどその頃もってたことはおぼえてる、というだけのこと。でもそういうものなのね、ほんとうに好きになったひとのことは好きでなくなった後もおぼえてる。思いだす。○さんや△さんやすのう氏のことは付きあっていたのにあまりおぼえていないしおもいだそうとすることも滅多にないけど、ケイや、付きあっていなかったマーサや、いち度寝ただけのメイちゃんのことは折にふれて思いだす。ほんとうによく。だからかえでさんともしもう会えないみたくなることが今後あったらわたしは思いだすぐらいじゃ済まなくって大変、どうなっちゃうかわかんないな、なんて考えるだけでけっこうぞっとするのでできれば考えたくなくて、なのでかえでさんとわたしの間がへいわな今はとりあえず、これからずっと一緒にいるのだということにしている。想像しうるはんいの未来にさよーならはないって。えーえん、ではない意味のずっと、「あした」の先の先の・・・もうちょっと先まで、ずっと一緒にいられたらいい。
 あうそれで思いだしたけど高3のときにマリィちゃんのノート(かっわいー!)につけてた日記でわたし、ずっと一緒にいようっていう恋人の言葉にかなしく笑うかやめてよってつらい顔しちゃうって、だってずっとなんてないって知ってるんだってゆってて、だけど次は明るい恋するんだって、あいしてるとかずっと一緒にとかいわれたときに悲しい顔しなくて済むよな人と会うんだっていってた。そんな18さいのわたしから6年も経ってようやくそのおっきな夢がかなったんだなあて今感無量。です。わたしは今では、自分からずっと一緒にいたいって言っちゃえるようなひとと一緒にくらしているよ。スウィーティ。